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九星気学みちしるべ

第31回~第40回

第31回
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第31回

五月の月盤1

 今回も2023年5月の月盤の吉方位について述べたいと思います。

 吉方位として使えるのは、北(一白水星)、西南(二黒土星)、東(三碧木星)、東南(四緑木星)、西(七赤金星)、東北(八白土星)、南(九紫火星)ですが、本命星との相克関係や、本命殺と本命的殺で凶方位は変わるので確認が必要です。北西の六白金星の月破は、すべての人にとって凶方位になります。五黄が中宮なので、五黄殺と暗剣殺はありません。子供に適応される小児殺は東(三碧木星)です。

  北の一白水星ですが、苦労してきたことにようやく一筋の光が見えてきます。試験や資格を目指す人は、集中して取り組めます。夫婦仲が深まり、子供を授かる喜びを得ることもありそうです。秘めた恋愛が成就することも。本命星が一白水星、九紫火星は凶方位になります。

  西南の二黒土星ですが、努力の積み重ねが実を結びます。真面目な仕事ぶりが評価されて、上司から引き立てを受けるでしょう。求職中なら、安定した仕事に就くことができます。古い友人や知り合いから助けを得ることがあります。本命星が二黒土星、八白土星は凶方位になります。

  東の三碧木星は本命星ですが、新たに物事をスタートするのに適しています。独立のチャンスです。アイデア、企画力が高まり、自己アピールが功を奏して世間から評価されます。何事も積極的に取り組むと良いでしょう。本命星が三碧木星、七赤金星は凶方位になります。

  四緑木星、七赤金星、八白土星、九紫火星は次回ふれていきます。テキストに吉方位の効果現象について載っていますのでこちらも参考になさってください。

鈴木 禮

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第32回
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第32回

五月の月盤2

 前回に引き続き、2023年5月の月盤の吉方位についてふれていきます。

吉方位は本命星との相剋関係や凶殺によって変わりますので注意しましょう。

  東南の四緑木星ですが、信頼され、評判が高まり、たくさんの仕事が舞い込んで来るでしょう。交渉力が増すので、有益な商談を取り付けることができます。様々な人と出会いが増えて良い縁に恵まれます。交際中なら結婚の話に進展するかも。本命星が四緑木星、六白金星は凶方位になります。

  西の七赤金星ですが、社交性が高まり人気者に。収入が上がったり、臨時収入が入り金運に恵まれますが、出費がかさむこともあるので注意しましょう。華やかな雰囲気が増して、恋愛のチャンスが増えるかも。喜び事が増えて毎日が充実します。本命星が七赤金星、三碧木星は凶方位になります。

  東北の八白土星ですが、運気が大きく好転するチャンスです。良い変化がおこります。旧いことを改め、刷新するのにベストなタイミングです。財産を相続することになるかも知れません。不動産運もアップ。貯蓄を増やすことが出来そうです。本命星が八白土星、二黒土星は凶方位になります。

  南の九紫火星ですが、学問、研究などが評価されます。試験なら良い結果を得ます。切れなかった悪縁を断ち切ることが出来ます。才能が開花して突如として脚光を浴びることになるかも知れません。作品や著作が認められ、評判になります。本命星が九紫火星、一白水星は凶方位になります。

 テキスト156ページの「吉方位に出かける前に知っておきたいこと」に吉方位を使う際のポイントが書いてありますので、ご参考ください。

鈴木 禮

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第33回

一白水星の性質と運勢 1

 九星気学ではあなたの性格と運勢の傾向を知ることができます。その方法は概ね本命星と月命星の性質の組み合わせによるものと傾斜法のふたつがあります。自分について知ることは人生にとって有益ですから、ぜひ活用してください。

 傾斜法は優れた分析方法ですが、ここでは基礎的な本命星と月命星の組み合わせを解説いたします。

 さて、本命星というのはあなたが生まれた年を司る九星のことで、どの九星を本命星に持つかによってその人の気質や運勢のベースが決まってきます。しかし、あくまで基礎、土台です。環境によっても違いは出てきますから、総合的に考えましょう。

 まずは、一白水星から解説いたします。

 

 【 本命星が一白水星の人の性質 】

 一白水星は水のような性質の星です。水には“流れる”“条件によって変化する”“下に向かって流れる”という性質がありますから、この星を本命星に持つと「どんな状況にも合わせられる」「柔軟性がある」「深く掘り下げて考える」「孤独」「さみしがり屋」「流されやすい」などの特徴があらわれます。また性格を“ドライ”とか“ウェット”と表現することがあるように、一白水星の人は情に厚く優しい性質。気になるといつまでも気になってしまい、見切りをつけたり割り切ったりできないところがあります。ですから、合理的に切り捨てることも苦手です。そのため、スピードを求められる場では本領発揮しにくいですが、研究など時間をかけて積み重ねることが必要な場では大いに力を発揮できるでしょう。人生のおいての成功や目標達成までの道のりも左右に流れをかえつつ比較的ゆっくりかもしれませんが、それでよいのです。テキストP49を参考にして下さい。

浜田 優子

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第33回
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第34回

一白水星の性質と運勢 2

 前回に続いて一白水星の人についてお話ししましょう。テキストP49を参考にしてください。

【 一白水星の人の運勢傾向 】

 上にのぼって散るという働きが五行の火にある一方、水は下に向かって集まり、凝るという働きがあります。水が一滴一滴集まれば湖や海にもなるでしょう。しかし、それには相当の時間を要します。そのイメージが一白水星の人の運勢傾向に当てはまりますから、人生が花開くまでは時間がかかります。紆余曲折や苦労も多いでしょう。しかし、その経験が生かされ確実な成功に結び付いていくのです。人生の最盛期は中年期と言われていますが、早いうちから苦労していれば少し早く成功が訪れるかもしれません。反対に苦労を避けているとチャンスや成功をつかむことは難しいようです。ですから、進んで厳しいことにチャレンジしましょう。柔軟で穏やかな性質ということもあって人の助力が得られやすく、いざというときに手を差し伸べられる運を持っています。しかし、繊細で気難しく頑固な一面もあって実際の交友関係の幅は狭くなりがち。さまざまな人を受け入れる準備があると、より大きな成功がつかめるでしょう。

 

【 月命星が一白 】

 一白水星の特徴が強く出ます。また、“極まれば反転する”という東洋思想から水が転じて真逆の火に近づくので、熱しやすく冷めやすく極端な性質に。芯が強くハッキリしていて納得できないことに容易に首を振りませんが、ほかの選択肢を受け入れるだけの柔軟さも持っています。しかし、理想が高くこだわりも強いので、人に合わせるのは苦手かも。月命星と本命星が比和の関係ですから、内と外に矛盾が少ないでしょう。

浜田 優子

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第34回
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第35回

本命星一白水星と

月命星の組み合わせ 1

 前回に引き続き、本命星一白水星と月命星との組み合わせによる性質についてです。テキストP184~185の傾斜法の内容と合わせて読むと共通点があり理解が深まるでしょう。

 【 月命星が二黒 】 一白水星の慎重さや洞察力に二黒土星の堅実さが加わり、周りをよく見ながら無理なく一歩ずつ進む性質です。両方とも穏やかで忍耐強い星。人に対しても柔和で丁寧。欠点はリスクを冒してまでチャンスをつかもうとしないところと配慮しすぎて自分らしく振舞えないところ。考えすぎないようにしましょう。

 

 【 月命星が三碧 】 一白水星の性質に勢いのある三碧木星の性質が加わります。相生の関係なのでうまくすると得た知識や経験を行動に生かしたり、次々湧いてくるアイデアを形にしたりできるでしょう。一方、静と動、熟慮と勢いというように相反する性質なので、マイナスに働くと何事も中途半端になって妥協することが多くなりそう。

 

 【 月命星が四緑 】 穏やかさと柔軟さを持つ星同士。一白水星のデリケートさや情の深さと相まって非常に優しい感じになります。しかし、知恵を司る一白水星がベースなので案外知略的。対峙する相手をよく見ています。また、一白水星は老成と未熟の両面があり、前者が際立つと笑顔でも押さえる点は譲らず、後者だと感情に流されやすくなるでしょう。

 

 【 月命星が五黄 】 一白水星の性質に五黄土星の強さが加わります。芯が強くて冷静、落ち着いた雰囲気です。どんなに反対されても、時間がかかっても、決めたことをやり抜くでしょう。苦労した経験が多い人ほど貫禄がついて信頼されるように。ただ、本心や弱さを隠すところがあり、それが失敗の原因になることも。

浜田 優子

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第35回
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第36回

本命星一白水星と

月命星の組み合わせ 2

 前回に引き続き、本命星一白水星と月命星との組み合わせによる性質についてです。テキストP184~185の傾斜法の内容と合わせて読むと共通点があり理解が深まるでしょう。

 

【 月命星が六白 】 六白金星の高尚さや剛強が加わり、慎重であっても理想や希望を叶えようと強く思う性格に。本物志向であり、妥協しません。一方で、気になることがあるといつまでも気になってしまい、簡単に忘れたり諦めたりできないでしょう。場合によってはそのことにこだわるあまり、人との関係を軽視して孤独に陥ることも。

 

【 月命星が七赤 】 優しく繊細で、どちらかというと内向的な一白水星。そこに七赤金星の愛嬌や社交性が備わります。比較的のんびりしておおらかでしょう。ビジネスな付き合いは苦手でも、プライベートではとても親しく付き合います。しかし、どこか人には見せない秘密めいた面が。自分の好みにこだわりがあり、厳しいことや辛いことを嫌う傾向があります。

 

【 月命星が八白 】 一白水星の忍耐強さがさらにパワーアップします。現実的で金銭や物質に対する欲が比較的強く、時間をかけてコツコツ蓄財したり増やしたりできる人ですが、なかなか満足しません。自分のことだけを考えると良さが発揮されませんが、全体に目を向ければ社会的に大きなことを成し遂げられるでしょう。

 

【 月命星が九紫 】 火と水の真逆の性質を持ち、その矛盾を解消するのに苦労するかもしれません。知的で精神性を尊び、周囲から尊敬されることも多いでしょう。九紫火星の華やかさやスピーディーさがあるので、悩んでいても立ち止まらずに前に進めます。ただ、好き嫌いの差が極端。甘えさせてくれる人には人目を気にせずベッタリする面も。

浜田 優子

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第36回
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第37回

2023年6月の月盤1

 2023年6月の月盤の吉方位について述べていきたいと思います。

吉方位は南西(一白水星)、東(二黒土星)、西(六白金星)、北東(七赤金星)、南(八白土星)ですが、本命星との相克関係や本命殺、本命的殺で凶方位は変わります。

北西(五黄土星)の五黄殺、南東(三碧木星)の暗剣殺、北(九紫火星)は月破と対冲殺にあたりますので、全ての人に凶方位になります。子供に適応される小児殺は東南(三碧木星)です。

 南西の一白水星ですが、持続力がアップします。部下に恵まれ、求職中なら、長く継続出来る安定した職が見つかりそうです。悩みごとは気持ちの整理がつき、心穏やかになっていきます。夫婦関係が良好に。子宝に恵まれやすくなります。本命星が一白水星、七赤金星は凶方位になります。

 東の二黒土星ですが、めまぐるしい成長が期待でき、努力の結果が現れやすいです。根気強く打ち込めるので、上司や女性からの評価が上がります。何事も順調に運び、人気運も高まります。周りの助力を得ることができそう。本命星が二黒土星、六白金星は凶方位になります。

 西の六白金星ですが、収入が増えたり、投資で儲けたり金運が上がります。事業は拡大していきます。有力者との縁に恵まれ、理想の相手と出会える可能が。仕事も恋愛も好調です。高級志向の方が吉。欲しかったものが手に入るかも。本命星が六白金星、二黒土星は凶方位になります。

 続きは次回に説明します。

テキスト第四章に吉方位と凶方位の現象について説明がありますので、参考にしてください。

鈴木 禮

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第37回
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第38回

2023年6月の月盤2

 前回に続いて6月の月盤の吉方位についてふれていきます。

本命星との相剋関係や凶殺によって使用できる吉方位は変わりますので必ず確認しましょう。

 東北の七赤金星ですが、恋愛やお金のことで停滞していた状況が変化します。だめだと思っていたことが好転していきます。大逆転するかもしれません。腐れ縁を断ち切り、環境や人間関係を一新するのに良いタイミングです。金運も上がります。相続で思わぬ資産を手にするかもしれません。本命星が七赤金星、一白水星は凶方位になります。

  南の八白土星ですが、勉強、研究、創作、表現で新たな発見やアイデアが湧いて、素晴らしい作品や結果を残すことが出来ます。見通しが明るくなり、めざましい変化が起こりそうです。仕事で評価が上がり、出世するかも知れません。不動産運も良いでしょう。相続することもありそう。本命星が八白土星、対冲殺でもある九紫火星は凶方位になります。

  九星の象意と、その九星が在宮している方位の象意が組み合わさった現象が、吉方位(凶方位) の効果現象の特徴になります。テキスト245ページから249ページに各九星の象意が載っていますので、自分でどんな効果が現れるのか考えてみるのも、理解を深めるきっかけになります。

 九星の効果の出方は様々です。月盤は日盤や刻盤と違い、効果の期間が長く作用も大きくなりますので、自分が望んでいる効果と本当に合っているのか?確認することも大切です。テキスト141ページに各九星を使用するに当たっての注意点が書かれていますので、ぜひ参考になさってみてください。

鈴木 禮

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第38回
第39回
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第39回

二黒土星の性質と運勢 1

 九星であなたの性格と運勢の傾向を知るには本命星と月命星の性質の組み合わせから判断する方法と傾斜法を使う方法がありますが、ここでは基礎的な本命星と月命星の組み合わせを解説いたします。

 本命星はあなたが生まれた年を司る九星であり、どの九星を本命星に持つかでその人の気質や運勢のベースが決まってきます。しかし、あくまで基礎、土台です。環境によって違いが出てきますから、総合的に考えましょう。

今回は二黒土星を解説いたします。

 

【 本命星が二黒土星の人の性質 】

 死んだ生物の体は土にかえり、その土から植物が育ち、それを生物がまた食すというように、五行の土は死と再生という対極の側面を持ちます。故に、土星の人の性質や運勢は極端な面があり複雑と言われています。しかし、二黒土星は作物をよく育てる柔らかい畑の土や緩やかな平地に例えられ、その他の土星に比べてとても穏やかな星です。そこから“優しい”、“従順”、“育てる”、“平穏”という特徴が出てきます。この星を持つ人は、表面はソフトでも地に足がついたしっかり者。何ごともコツコツ着実に進めていきます。そのためスピードを求められる場面や急激な展開はやや苦手ですが、じっくり時間をかけて手掛けることは得意なようです。また、きちんとしていて、細部によく気が付き、適当に済ますことができない性格なので、人の世話や補佐をするポジションで大いに力を発揮するでしょう。短所は自信を持てないとか、自己評価が低い、迷いやすい、細かい、遊ぶのが下手、言いたいことを口に出せないといった点。総じて謙虚ですが、ときには自分の意思を通す強さを見せてもいいかもしれません。テキストP50を参考にして下さい。

浜田 優子

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第40回

二黒土星の性質と運勢 2

 前回に続いて本命星が二黒土星の人についてお話ししましょう。テキストP50を参考にしてください。

 

【 二黒土星の人の運勢傾向 】

 一般的に複雑な家庭環境に育つ傾向があると言われますが、すべての人がそうとは限らないでしょう。ただ、二黒土星の人は近道でも険しい道を選ばず、遠回りでも平たい道を一歩一歩着実に進むように賢く堅実に生きて運勢を開いていくタイプなので、人生が花開くのもやや遅い傾向。いわゆる大器晩成型で、幸運期も晩年です。自分で人生を切り開いていくというよりも誰かの下につくとか、人を育て、支える中で自然と道が開けます。ですから、ついていく人やパートナー、育てる相手など深くかかわる人物をしっかり見極めることが大切です。また、さまざまな経験を経てから人生の目標を定め、そこから無理なく自分のペースで目標に向かって進んで行くと成功しやすいようです。持ち前の忍耐強さや謙虚さ、慎重さはそのときどきで長所にも短所にもなりますから、自分の性質をよく知って上手に生かすとよい人生が送れるでしょう。

 

【 月命星が一白 】 二黒土星の堅実さに一白水星の愛情深い面や旺盛な研究心等が加わります。知的で、長い時間をかけて一つのテーマを研究したり、責任あることを任されると最後まで全力を尽くしたりします。非常に感受性が強く、細やかな神経の持ち主。傷つきやすく、過去の失敗を気にして「本当はどうすれば良かったのか」と、いつまでも考え続けてしまう人。大勢と賑やかに過ごすより、ひとりかごく親しい人とだけ付き合う傾向があります。

浜田 優子

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第40回
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