九星気学みちしるべ
第41回～第50回
第41回
2023年七月の月盤について前半
今回は七月の月盤の吉方位の効果についてふれていきたいと思います。吉方位として使えるのは、南東の二黒土星、南の七赤金星、北の八白土星、南西の九紫火星ですが、本命星との相剋関係や、本命殺、本命的殺で使用できる吉方位は変わりますので、必ず確認しましょう。
なお、西北の四緑木星は対冲殺なので吉凶半々となります。子供にだけ凶方位となる小児殺は気学方位盤の中央(中宮)に入りますので、七月は凶方位がありません。では、吉方位の効果について述べていきます。
南東の二黒土星ですが、地道に続けていくことで発展します。信用を得て人気と評判が上がります。友人や周囲の人の意見を参考にするのも良いです。状況が長く安定していきます。恋愛は良縁に恵まれやすいです。女性からの助力を得られそうです。旅行に適しているので、旅先で良い出会いがあったり、第二の故郷のように感じられるでしょう。なお、本命星が二黒土星は本命殺、四緑木星は本命的殺になり、凶方位となります。
南の七赤金星ですが、お祝いごとや、交流会、パーティーなど社交の機会が増え、楽しい時間を過ごせそうです。普段出会うことの無い人との交流があり、意気投合します。恋愛に発展することもありそうです。仕事や学業で高い評価を受けることも。研究や芸術などの発表の場で賞与されることもありそうです。魅力的な異性との出会いも期待できます。なお、本命星が七赤金星は本命殺、八白土星は本命的殺になり、凶方位となります。
次回も七月の月盤の吉効果について述べていきます。詳しく知りたい方はテキストを参照ください。
鈴木 禮
第42回
2023年七月の月盤について後半
前回に引き続いて、七月の月盤の吉方位の効果について述べていきたいと思います。
北の八白土星ですが、思索や知識を深めていくと、気付きを得ることが増え、変化を起こすきっかけになります。辛い現状を変化させたい場合には、終止符を打ち、抜け出す転機が生じます。子宝に恵まれやすく、お金も貯まりやすいでしょう。一人の時間を楽しむのも良く、休息をとることで良い充電ができます。なお、本命星が八白土星は本命殺、七赤金星は本命的殺になり、凶方位になります。
南西の九紫火星ですが、積み重ねていくやり方が功を奏します。コツコツと頑張る姿勢が、素晴らしい結果に導きます。当たり前にやってきたことが注目されたり、日常生活から面白い発想やアイデアが生まれます。文化、伝統、歴史のあるもの、古美術などに良い出会いがあります。習い事や勉強は長く続けることができ、高い技術や知識を習得できます。なお、本命星が九紫火星は本命殺、六白金星は本命的殺になるので凶方位となります。
北西の四緑木星ですが、対冲殺にあたり、南の一白水星、北の九紫火星程の凶作用はないですが、吉凶効果半々となります。吉作用は一時的なものになりますが、仕事や学業は全力で打ち込めるので、満足のいく結果を出すことができます。周囲の信頼を得てリーダーシップを発揮します。支援者、協力者が現れて飛躍の足掛かりとなってくれそうです。なお、本命星の四緑木星は本命殺、二黒土星は本命的殺になり、凶方位となります。
テキストに詳細がありますので参考になさってください。
鈴木 禮
第43回
本命星二黒土星と月命星の組み合わせ １
前回に引き続き、本命星二黒土星と月命星の組み合わせによる性質についてです。テキストＰ186～187の傾斜法の内容と合わせて読むと共通点があり理解が深まるでしょう。
【 月命星が二黒 】 本命星と月命星が同じため、二黒土星の性質が強まります。高をくくらず、慎重で努力家。ただ、真面目なあまり思い詰めることも。極端な面があって急に大胆になることがあり、開き直ると強いでしょう。本質を大切にする人なので、流行に流されることなく自分がよいと思うことを貫くことで運が開けます。
【 月命星が三碧 】 二黒土星の堅実な性格に行動的な三碧木星の性質がプラスされます。三碧木星のカラーの方が強く出る場合もあり、まじめでも親しみやすい感じに。人にも良い印象を持たれやすいでしょう。ただ、本質は着実さを好む二黒土星なため、素早く動くのを躊躇して好機を逃すことも。焦らず、臆せず、バランスを大切にしましょう。
【 月命星が四緑 】 二黒土星に四緑木星の社交性が加わり、穏やかで快活な感じに。控えめにしていても、自然と人の輪が広がりそう。ふだんは慎重なのに思いつきで行動するとか、面倒で勢いや流れで決めることもあり、忍耐強い面と妙に諦めのよい面が同居しています。時間をかける方が成功しやすいので、何事も簡単に諦めないことが大切です。
【 月命星が五黄 】 二黒土星と五黄土星は同じ土の五行。異なる面もあれば通ずる天もありますが、基本的に“土”の性質が強まります。忍耐強く、決めたことを簡単に諦めない芯の強い人。融通に欠ける部分もありますが、しっかりして誠実な点は長所。大きな目標を持ってじっくり取り組むようにすると、人生において遠回りをしないで済むでしょう。
浜田 優子
第44回
本命星二黒土星と月命星の組み合わせ ２
前回に引き続き、本命星二黒土星と月命星との組み合わせによる性質についてです。テキストＰ186～187の傾斜法の内容と合わせて読むと共通点があり理解が深まるでしょう。
【 月命星が六白 】 地に足が付いた性格の二黒土星に六白金星の高い精神性が加わるため、現実的で冷静な人が多いようです。優しい中に厳しい一面があり、軽々しく本心を人に話しません。自尊心が強いわりに自信がないという、相反する性質を持っています。経験や努力を自信に繋げると矛盾が解消されるでしょう。
【 月命星が七赤 】 “愛嬌”や“楽しみ”などの象意を持つ七赤金星と相まって、何に対しても夢中になり過ぎない程度にほどよく楽しめる人。ただ、気分にムラがあるとか、飽きっぽい、気が乗らないことは手を抜くといった一面もあります。好きなことを見つけて根気強く続けることが開運に繋がるでしょう。
【 月命星が八白 】 基本的に穏やかですが、心の奥底には大きな野心を持っています。手に入れたいものや願望を叶えることに関して貪欲な方で、粘り勝ちするタイプでしょう。しかし、身の丈以上のことに手を出さないことが開運ポイントです。また、身近な人を思う気持ちが強く、良くも悪くも身内や仲間のことで思い悩むことが多いかも。
【 月命星が九紫 】 九紫火星の明るく活発な性質が加わり、堅実でも意欲的にいろいろと挑戦する人です。基本は受け身ですが、面白そうなことに対しては積極的。そのためには続けていたことを捨てるのもさほど苦ではないようです。とはいえ、ひとりで推し進めると行き詰りやすいので、やりたいことは気の合う人と一緒がよいでしょう。
浜田 優子
第45回
2023年八月の月盤について前半
今回は八月の月盤の吉方位についてふれていきます。八月の月盤で吉方位として使えるのは、南東の一白水星、西北の三碧木星、西の四緑木星、南の六白金星、北の七赤金星、東の九紫火星ですが、本命星との相剋関係や、本命殺、本命的殺によって吉方位は変わりますので確認しましょう。
子供だけに適応する小児殺は西北の三碧木星になります。小児殺は病気にかかりやすくなったり、ケガをするなどの凶現象がありますので、旅行の際には注意しましょう。では、各方位の吉効果について述べていきます。
南東の一白水星ですが、周囲の人と信頼関係が深まり、より親しくなれます。仕事にも良い影響をもたらしてくれそうです。味方や協力者が現れ、仕事が舞い込みます。苦労が報われ、発展していきます。意欲的に頑張るとますます評判が上がります。風向きが変わり、良い流れに変化していきそうです。なお、本命星が一白水星は本命殺、三碧木星は本命的殺になります。
西北の三碧木星ですが、著しい成長で満足のいく結果を出せます。新たなことに挑戦するのも良いです。仕事で高い評価を受けるかもしれません。短期で結果を出したい場合には非常に効果的です。行動力が増して、いつも以上の力を発揮できます。知名度が上がり、人気が上がります。金運も良く、短期投資が良いでしょう。なお、本命星が三碧木星は本命殺、一白水星は本命的殺になります。
残りの西の四緑木星、南の六白金星、北の七赤金星、東の九紫火星は次回になります。気学について詳しく学びたい方はテキストをご覧ください。
鈴木 禮
第46回
2023年八月の月盤について後半
今回も前回に続いて八月の月盤の吉効果について述べたいと思います。
西の四緑木星ですが、社交性がアップして仲間からイベント、交流会などの誘いが増えます。恋愛運も好調です。プライベートな付き合いから発展して、仕事を紹介されるかもしれません。財運も良いので、お金になる仕事の縁があります。なお、本命星が四緑木星は本命殺、九紫火星は本命的殺になります。
南の六白金星ですが、仕事、学業、芸術などで輝かしい結果を出すことができ、すぐれた評価を受けるでしょう。投資で一儲けできるかもしれません。容姿端麗の素敵な異性との出会いがありそう。仕事は完璧を目指して頑張ると予想以上の結果を得られるかもしれません。なお、本命星が六白金星は本命殺、七赤金星は本命的殺になります。
北の七赤金星ですが、恋愛運が高まります。仲を進展するきっかけができ、親密になれそうです。出会いも増え、意気投合できる相手が見つかりそう。金運も好調で、臨時収入やプレゼントを貰うことも。本気で打ち込んでいる趣味が仕事になるかもしれません。なお、本命星が七赤金星は本命殺、六白金星は本命的殺になります。
東の九紫火星ですが、見通しが明るくなり、勢いよく進んで行くことができます。はっきりと効果が現れるので、高い目標でも達成できそうです。才能が評価されたり、コンテストや試験で良い結果を得られるでしょう。素晴らしいアイデアや企画を立てることができます。情熱的な恋愛が出来そうです。本命星が九紫火星は本命殺、四緑木星は本命的殺になります。
気学の知識を深めていきたい方はテキストをご覧になってください。
鈴木 禮
第47回
三碧木星の性質と運勢 １
九星であなたの性格と運勢の傾向を知るには本命星と月命星の性質の組み合わせから判断する方法と傾斜法を使う方法がありますが、ここでは基礎的な本命星と月命星の組み合わせを解説いたします。
本命星はあなたが生まれた年を司る九星であり、どの九星を本命星に持つかでその人の気質や運勢のベースが決まってきます。しかし、あくまで基礎、土台です。環境によって違いが出てきますから、総合的に考えましょう。
今回は三碧木星を解説いたします。
【 本命星が三碧木星の人の性質 】勢いよく伸びる若木のように生き生きとして明るく、若々しいというのが第一の特徴と言えるでしょう。また、三碧木星は八卦では「震」に該当し、この「震」は大きな光と音を放つ“雷”や春、太陽がのぼる東の方角を表します。このことからも、三碧木星のエネルギッシュさがイメージできるでしょう。常に新しいことに目を向けて立ち止まらず、考えるより先に動く性質です。好奇心旺盛で、ワクワク感が続く限りひとつのテーマを深く掘り下げます。しかし、興味をなくした時点ですべて白紙にするようなところがあり、忍耐強く取り組むことは基本的に苦手かもしれません。また、向上心も強く進歩的、正直で率直、感情が表情に出やすい傾向があり、気さくな人が多いようです。失敗を恐れない前向きさが長所ですが、怖いもの知らずで、後先考えず行動してしまうのが短所にも。さらに、正直すぎるがゆえにうまく人と折り合いをつけられなかったり、性急すぎて突っ走ったりする点も気を付けたいところ。結論や判断を急がず、周囲の意見を積極的に取り入れるようにするのが開運の秘訣でしょう。テキストP51を参考にして下さい。
浜田 優子
第48回
三碧木星の性質と運勢 ２
【 三碧木星の人の運勢傾向 】
一般的に生い立ちや幼少期に不運に見舞われることがあり、父親との縁が薄い傾向があると言われています。しかし、持ち前のエネルギッシュさや行動力のためか、人生は比較的早いうちに花開くと言われ、青年期が幸運期になります。振り向くより前を見る性質ゆえに失敗しても再スタートを切るのが早く、失敗をバネにして次々と新たな挑戦をして自らチャンスを切りひらいていく人でしょう。ただし、時には立ち止まって省みるようにしないと、思わぬところで落とし穴にはまる心配があります。例えるなら、前ばかりを見て足元の石に躓いて大きく転ぶようなもの。急がず、慌てず、ときにはのんびりしてパランスをとるようにすると順調でしょう。また、好きなことばかりでなく、苦手なことや嫌いなものにも関心を持つようにすると世界が広がり、活躍の場が増えます。対人面でも好き嫌いで人を選ばず、率直に言いすぎないように気を付けていると人気を集め、たくさんの協力者が得られるでしょう。
【 月命星が一白 】 三碧木星に一白水星の愛情深い面や思慮深さがプラスされます。言葉を選ひつつもハッキリものを言うタイプですが、親しみやすい雰囲気で優しい性格。頭も良く、考えながらも興味ある事にはすぐにアクションを起こせるよさがあります。ただ、嫌な思いをしたり思うように結果が得られなかったりすると、右往左往して中途半端なまま止まってしまいやすいのが欠点に。
浜田 優子
第49回
2023年9月の月盤前半
今回は9月の月盤の吉方位についてふれていきたいと思います。西北の二黒土星、東北の四緑木星、西南の七赤金星、東南の九紫火星が吉方位として使える可能性のある方位になります。
毎回述べていますが、本命星との相克関係によって吉方位は変わりますので確認しましょう。
本命殺、本命的殺にも注意してください。
西の三碧木星は対冲殺になりますので、吉効果は弱くなります。子供には注意が必要な小児殺は西の三碧木星ですので、注意しましょう。
西北の二黒土星ですが、充実した毎日を過ごすことができます。目標は高い方が良いです。気負いしないで継続していくと、素晴らしい結果を残すことが出来るでしょう。長期的な投資をはじめるのも良いです。安くて良いものが手に入り、満足出来るでしょう。貯蓄もたまりやすいです。人間関係も安定します。親近感をもたれやすく、目上の人から引き立てられたり、高い評価を受けることもありそうです。なお、本命星が二黒土星の方は本命殺、九紫火星の方は本命的殺になります。
次に、東北の四緑木星ですが、手詰まりに感じている状況に、転機が訪れます。周囲の人達からの助けが起死回生のきっかけを作ります。あなたの評判が高まり、協力者が増えます。新たなスタートにベストなタイミングです。目上の人から継承することがありそう。遠方への旅行はリフレッシュでき、良い充電になります。友人と一緒に行くのも良いです。人との出会いに恵まれます。良い縁談もありそうです。なお、本命殺が四緑木星の方は本命殺、七赤金星の方は本命的殺になります。
吉方位について詳しく知りたい方はテキストをご覧ください。
鈴木 禮
第50回
2023年9月の月盤後半
9月の月盤の吉方位の効果について述べたいと思います。
西南の七赤金星ですが、仕事もプライベートも順調で、毎日楽しいイベントがあり、お誘いが増えます。仕事ぶりが好印象をもたれます。目上の女性から評価され、今後助力を得られそうです。金運も良く、収入があがります。人間関係に恵まれ、恋愛は素敵な出会いが期待できます。結婚を考えているならチャンスです。家族や仲間内で嬉しいことやお祝いごとがありそうです。なお、本命星が七赤金星の方は本命殺、本命星が四緑木星の方は本命的殺になります。
続いて東南の九紫火星ですが、迷っていたことに光が見え、満足のいく答えを出すことができます。学問やビジネスで素晴らしい結果を出し、表彰されるかもしれません。芸術、学問で知名度を上げるきっかけが訪れそうです。素晴らしい人脈に恵まれ、活動の後押しをしてくれます。縁談はまとまりやすく、トントン拍子で結婚まで運んでいきそうです。周囲の人から信頼されて、大役に抜擢される可能性があります。なお、本命星が九紫火星の方は本命殺、本命星が二黒土星の方は本命的殺になります。
対冲殺の西の三碧木星について少しふれたいと思います。吉効果は一時的なものになります。
楽しい出来事が多く、出会いもありますが、突然変更になったり、出費がかさむこともあるかもしれません。趣味や習いごとは短期間で習得できます。社交性が増して、あなたの魅力がアップするので、人と関わる仕事、営業職は新規開拓でき、売上げが上がりそう。出会いはスピード勝負です。
鈴木 禮
九星気学入門講座
幸運をつかみ、夢を叶える
